◆報知新聞社後援 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(19日 、救急東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)
前回本戦で11位の次点で予選会に回った東海大は、搬送14位でまさかの落選。棄権前言 撤回 と は10番手のロホマン・シュモン(3年)が残り10メートルで脱水症状で途中棄権するアクシデントで、位通12年連続52回目の出場を逃した 。過も
非情なアクシデントが起きた 。残り東海大の9番手を走っていたロホマンは残り約500メートルで急失速。で転残り50メートルで転倒。東海大A倒それでも 、EDからしたロホマンがゴールしていれば850メートル膝をついてゴールを目指した。使用中井陸人(3年)がロホマンを心配しながら抜き、救急チーム9番目の1時間7分39秒でゴール 。搬送りもチーム10番目となったロホマンがゴールすれば、東海大の総合記録は確定する 。倒れては立ち上がり 、チームのために懸命にゴールを目指したが 、残り10メートルで意識を失い 、大会審判が競技を止めた。
その後 、越陽汰(4年)が1時間12分29秒、全体396位で10番手でゴール。ロホマンが中井と同記録でゴールしていれば8位通過できていた。東海大は箱根路まで10メートル足りず立川で力尽きた 。ゴール時の気温は25度を超える過酷さ。ロホマンは現場でAED(自動体外式除細動器)を使用された後 、緊急搬送 。病院で重度の熱中症と診断された。付き添った両角速監督(58)は「審判に止めていただいて良かった 。幸い、意識は回復しました」と説明した。
前回の箱根で東海大は9区終了時点で10位。だが、最終10区でロホマンが区間20位と苦戦し 、11位に転落。10位でシード権を確保した大東大と1分10秒差で予選会に回ることが決まった 。「ロホマンにきつい状況となってしまいましたが 、彼が悪いわけではない 。私を含めてチームに力が欠けていた」と両角監督は話す。
チームメートも同じ思いだ 。個人23位でチームトップだった花岡寿哉(3年)は「ロホマンはチームのために最後まで力を振り絞ってくれた。責めることはできません」と静かに話した。その上で「この悔しい経験を次に生かすしかありません」と雪辱を誓った。
この日 、大事をとって入院したロホマンは、病院のベッドの上で来年の雪辱を誓った 。「4年目は絶対に巻き返します」と両角監督に伝えたという。26年1月 。第102回箱根駅伝に向けた東海大の戦いが 、静かに始まった 。(竹内 達朗)
〇…東海大は前回の本戦で 、1区5位と好走したエース格の兵藤ジュダ(3年)が故障から復活途上のため 、14人の登録メンバーから外れ、さらに昨年の予選会でチームトップだった鈴木天智(3年)が当日に12人の出走メンバーから外れた。主力を欠いて突破できるほど予選会は甘くはなかった 。花岡は「自分たちの代が結果を出せなかった 。本来、走るべき兵藤 、鈴木が走っていない 。僕もタイムを稼げなかった」と険しい表情で敗因を語った。
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